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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2010年1月分
「単に東京地検の
 捜査状況を報道する
 だけでなく、
 捜査の持つ意味や
 見通しまで説明
 してくれなくては。」
新聞に対する池上彰氏のこの言葉を忘れていた(25日の『朝日新聞』夕刊)。もちろん小沢民主党幹事長と東京地検特捜部の対決に関してだが、その後の展開が全く見えない。現職の国会議員逮捕という手順を踏みながら一向に緊迫感が高まらぬまま国民は誤解し続ける。
●No.3205/10.1.31
「国会も学級崩壊?。」
との見出しで審議中の携帯電話や私語など節度に欠けた態度や下品なやじを取り上げた昨日の「日本経済新聞」朝刊。昨今、電車内における中高年の品位とマナーの凋落を感じる。国会の先生がどうのという問題ではなく、日本人全体の精神が危機に瀕していると私は思う。
●No.3204/10.1.30
「売上が確実に伸ばしている
 ネットショッピング。」
なるスーパーインポーズをなぜ公共の電波に乗せられるのか(昨日の『ワールドビジネスサテライト』)。「伸ばす」は「売上」が目的語の他動詞で「売上」に格助詞「が」はつかない。最近のテレビ人は助詞の誤用を言い直さないが、書き言葉がこれでは日本語は亡びる。
●No.3203/10.1.29
「しゅてん。」
「酒店」をこう読んだ今朝の「おはよう日本」守本奈美アナ。これは訂正すべき日本語ではないのか。脇の(平板読みが夥しい)阿部渉アナはなぜ注意しないのか。酒天童子(しゅてんどうじ)じゃないんだから。私は平板読みもこれも“読み急ぎ”に原因がある気がする。
●No.3202/10.1.28
「デュ・バリー夫人。」
とはフランス国王・ルイ15世の愛人で、カリフラワーが好物だったため、この野菜を使った料理に夫人の名を冠したものが多いとか(『日経マガジン』1月)。「クレーム・デュ・バリー」は生クリームと卵黄を加えたポタージュ。お店で“デュ・バリー”探しも面白い?
●No.3201/10.1.27
「文学・思想
 バックナンバーフェア。」
仕事の待ち合わせ時間にゆとりがあり、東京・池袋の「ジュンク堂書店」本店を先週末、訪れた。1階入口左手辺りの壁面を使ってこのイベントを開催。「動くかどうか心配だった。でも、もう2回発注した」という店員さんと営業の方(岩波書店?)の会話。知性、復活?
●No.3200/10.1.26
「叱られて
 炭の年輪
 見ていたる」
「NHK俳句王国」の楽しみの一つは、互選の際に司会・神野紗希氏の句を探すこと。83年生まれのこの若手俳人は日常の何気ない風景の背後に叙情を描き出す才能豊か。目下、正解率は6割を超えるが、視点が新鮮だから分かるのだ。冒頭の句の童謡的な面白さもいい。
●No.3199/10.1.25
「Can you speak English? U」
ご近所のカフェで食事中に外人夫婦が来店。どこから来たかと英語で訊ねるとシュツットガルト(独)と言う。そこでこう訊くとYesと答えたので会話開始。何と義妹の嫁ぎ先コルマー(仏)まで200キロの街で訪れた事があると。地球上で縁が結ばれた、英語は大切。
●No.3198/10.1.24
「軟らかい。」
グルメ番組でリポーターのこの言い方が横行しワンパターン化していると「サンデー毎日」(1.22号)。テレビ人の語彙の貧弱さは何もグルメばかりではない。バンクーバー五輪が近いが、「勇気をもらった」や「感動をありがとう」が、またしても泥水の如く流れる。
●No.3197/10.1.23
「ご心配、ご迷惑を
 かけたことを
 おわびしたい。」
と衆院予算委員会で鳩山議員(昨日の『朝日新聞』夕刊)。いつも言うのだが、国民の多くは現時点で別に迷惑とは思っていないし心配もしていない。「政権に失望させ腹立たしい思いを抱かせたことをお詫びしたい」と正確に言ってほしい。鳩山由紀夫に陳謝の意思なし。
●No.3196/10.1.22
「恋愛系携帯サイト。」
の広告を掲示し女性の声で叫ぶ別種の宣伝カーを新宿と渋谷で見た。OOH(Out Of Home)への注目が高まるが、それより何よりこの種のサイトの人気は高まっているのか。何となくブラックな匂いの「恋愛系」カルチャーに“広告の徒花”という言葉が浮かんだ。
●No.3195/10.1.21
「僕の前に道はない
 僕の後ろに道は出来る」
本日午前深夜の「10min.ボックス(現代文)道程(高村光太郎)」でこの詩と再会した。大学1年生、4年生、そして子供がいる若い夫婦に朗読させ感想を訊く趣向は面白かった。だが改めて触れると父親の呪縛にもがく高村の姿ばかりが鼻につく。原文の方がいい。
●No.3194/10.1.20
「Can you speak English?」
五反田駅付近でマップ片手に迷っている外国人夫婦がいたので英語でどうしたのかと訊ねると英語でない言語で答えたため、こう訊くと首を振る。マップを指し「Shibuya」と言うので駅を示し互いに頷き合い進行方向を示し、何とか情報を与えられた。英語は大切。
●No.3193/10.1.19

※「イスパニョール」と聞こえたのだが、その島の一部に地震が起きたハイチがある。
「検察と与党の全面対決。」
言わずと知れた小沢民主党幹事長と東京地検特捜部の経緯を指す(『朝日新聞』本日夕刊)。先日書いたように私は小沢的政治手法には否定的だが、(民主党大会前の側近逮捕など)ワイドショーっぽい検察捜査と小沢議員の指摘する政治資金の概念変化は詳らかにすべき。
●No.3192/10.1.18
「宮本浩次。」
冗談でなく本当にエレファントカシマシの宮本浩次と間違えられていた彼の復活ライブ追加公演(渋谷『BOXX』)に本日出かけた。ファンの妻に誘われての鑑賞だったが歌の迫力に圧倒された。04年から昨年の復活までの沈黙は何を意味していたのか知りたくなった。
●No.3191/10.1.17
「棲み古りて
 寒三日月の
 二人かな。」
この黒田杏子氏の句を「幸せそうな感じがしない。寒満月がいい」と感想を述べた若手俳人(本日の『俳句王国』)。「私の年だと寒三日月くらいがちょうどいい」と、はにかんだ黒田氏。年を重ねて初めて分かる、年若くして分からぬ人生の重み深みがあると改めて実感。
●No.3190/10.1.16
「九州の食卓。」
という地方誌が(もちろん手作りの)干し柿等と共に送られてきた。それよりも驚いたのは、送り主の友人夫婦が6ページも特集されていた事。染色を行いながらほぼ自給自足で暮らすこの2人の暮らしに憧れる私は「採れたもので献立を考える」をはじめ内容に見入った。
●No.3189/10.1.15
「40人学級見直しへ。」
と本日の「朝日新聞」朝刊。見直し、見直しと、文科省が叫ぶ度に軽い絶望感を覚える。特に「ゆとり教育」を提唱した時からはなおさらだ。人数見直しも、少なくしたらどうきめ細かく指導できるかが不明確で、少子化の世に説得力も欠ける。ゆとり教育の総括が先決だ。
●No.3188/10.1.14
「パニック障害。」
とは、動悸や呼吸が困難になり強い不安感をもたらす精神疾患だとか。この病を克服したプロ野球選手、小谷野栄一内野手について「サンデー毎日」(1.24号)で二宮清純氏が語る。「病も個性」の心構えで治したというが、日本シリーズの活躍を思うと信じられない。
●No.3187/10.1.13
「把瑠都が
 初黒星です。」
と昨夜のNHKニュースで武田真一アナ。初日白星だから間違いとは言わぬが、二日目の言い方ではない。プロ野球でも先発2戦目に勝って「初勝利」と言うのは不自然。大相撲も初日以来の連勝が続いた後なら自然だ。稀勢の里の勝利はうれしいが無思考の言い方に辟易。
●No.3186/10.1.12

※「早くも土がつきました。」くらいは言ってほしい。
「今年の世界10大リスク。」
の5位に「鳩山政権」が選ばれたとか(本日の『朝日新聞』朝刊)。米コンサルティング会社の発表だが、1位は「米中関係の悪化」で6位「気候変動」より上位。理由に小沢一郎議員の存在が。氏の政治資金問題の検察聴取は鳩山氏と我が国にとってチャンスかもしれぬ。
●No.3185/10.1.11
「汚部屋(おべや)。」
なる生活用品やゴミ類が散らかり放題の部屋を示す言葉を知る(本日の『@キャンパス』)。近くの女子美が取材されていて観たのだが、この企画に驚く。掃除した後またわざと乱雑にする女子大生を見て、これは整理能力欠如ばかりでなく車内化粧と同じ自己偏重と直感。
●No.3184/10.1.10
「鬘(かつら)信子賞。」
「俳句王国」司会の板倉卓人よ、71年NHK入局のあなたがなぜ「桂」を「鬘」と発音するか。本日、冒頭からこの発音に接し不自然さを禁じえなかった。女性俳人の第一人者、桂信子さんや第1回受賞の黒田杏子さんが泣く。なおかつNHKの指導に強い憤りを覚える。
●No.3183/10.1.9
「(復帰まで)6ヶ月も
 かかりっこないと思う。」
がんを発表した小澤征爾氏の独壇場だった(本日の『おはよう日本』) 。強く熱く話す様子に弱気は微塵もない。カーネギーホールで開く日本人音楽家の催しについて夢中で語り、村上春樹さんが自作を読むなどの案も披露、日本文化の祭典にするという発想に圧倒された。
●No.3182/10.1.8
「美空ひばりの
 コンサート。」
なるタイトルで茂木健一郎氏がコラムを執筆している(『サンデー毎日』1.17号)。「ドライブに行くと必ず美空ひばりさんの曲をかける」とは(関係ないが)うれしい。年末は彼女の歌声をよく聴いた。ひばり世代でない私も「人生一路」が大好きになってしまった。
●No.3181/10.1.7
「小沢氏を任意聴取。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。藤井財務相辞任の背景に小沢氏との軋轢があったとも言われる。陳情と選挙の双方のパイプを自身に一本化し着々と党内基盤を固める同氏だが、今回の4億円の報告書未記載といい国民に見放されるのは時間の問題、いやもう見放されていたか。
●No.3180/10.1.6
「築地市場移転。」
の今後についてNHK解説委員が挙げたのは(1)都議会の予算審議(2)赤松農相の判断の2点(本日の『おはよう日本』)。テレビが政治を政局として報じる格好の例だ。豊洲の土壌汚染の立場の差にも触れはしたが、本来語られるべき背景が蔑ろにされたのは明らか。
●No.3179/10.1.5
「自力で
 やるしかない。」
いまマスコミのタブーは拉致と失業であろう。“官製派遣村”の失業者が「支援は先が見えないから」と、こう発言。テレビ・新聞はもちろん、この言葉を批判したらブログも炎上だろう。しかし人は皆自力で生きるのだ。不況はもちろん厳しいが、では人生とは何なのか。
●No.3178/10.1.4
「龍馬伝。」
が始まったが、父は「昔は『りゅうま』だった」と一言。そういえば妻の母も「りゅうま? りょうま?」と迷っていた。ただ、ネット検索によると、「りょふま」と書かれた自筆の手紙が残っているそうだ。直江兼続とは比べ物にならない英雄キャラと斬新な演出に期待大。
●No.3177/10.1.3
「2010
 この笑顔を、
 また奄美で。」
という言葉が入った年賀状が奄美大島の友人より届く。ハガキいっぱいに(島中を案内してくれた)彼女が浜辺で撮ってくれた我々夫婦の笑顔の写真。送る側の家族の写真ではなく、受け取る側の家族のベストショットを配したこの趣向、気持ちが伝わってきて素敵だった。
●No.3176/10.1.2
「sommelier」
と書かれた雑誌を手に、清水谷公園を眺めながらオープンテラスで過ごす青年を見かけた元旦。午後から「オー・バカナル」紀尾井町店を訪れた。新聞・テレビのメッセージがどれも新鮮味に欠けた新年、世界一を夢見ているかのような彼の後ろ姿に頼もしい生気を感じた。
●No.3175/10.1.1
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