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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2009年12月分
「百九番目の
 除夜の鐘。」
なる中島みゆきさんの歌を紹介した「日本経済新聞」本日朝刊・春秋。108と決められた煩悩の数を超え鐘の音が響く時を歌ったこの曲に例え暗い世相を語ったが、そもそも108ある煩悩の意味も知らずに(私も知らない)語る姿がこのインターネット社会を象徴する。
●No.3174/09.12.31

※今年一年お読みいただき、ありがとうございました。
「迫る赤字転落の危機。」
と中央競馬会の窮状を特集した「日本経済新聞」本日朝刊。傍目八目を承知で言えば、13年連続で収入減を続けたこの間、CMは、競馬の魅力を無視するおふざけ調に終始した。イメージアップにもなっていないと私は思う。胸打たれる競馬のドラマをなぜ語らないのか。
●No.3173/09.12.30
「地道。」
とは「馬を普通の速さで進ませること」と語りつつバブル崩壊後最安値をつけた株価が象徴する今年を振り返った「朝日新聞」本日朝刊・天声人語。地道に来たつもりだが当社も不況による波に揺られ流された。とはいえ、このままこの道を進むのみ、やはり普通の速さで。
●No.3172/09.12.29
「綺麗。」
と文章を形容したある中年の方のメールを受け取る。デジタルな文章で漢字の多用化が進むが、Yahoo検索で「きれい」1億3,500万件に対し「綺麗」3億7,500万件。本来「綺麗」はある種独特の妖艶に近い対象に適した表現だが日本語は無意味に崩壊する。
●No.3171/09.12.28
「いっしょに笑えば、あったかい。」
というキャッチフレーズは分かる。しかしサブキャッチも「気づいたら、笑顔。」だ。しかも小見出しには「冬休みも笑顔いっぱいの東京ドームシティへ。」と、またも「笑顔」。もちろん広告にはこの種の重複による強調手法はある。私はここに暗い世相を感じるのみだ。
●No.3170/09.12.27
「ファッションレイン。」
「東京靴流通センター」鶴間店(神奈川)の店頭に掲げられたPOPの言葉だ。一見おしゃれな語感だが実は「ファッショナブルなレインシューズ」を言いたかったらしく、微妙な表現。でも、この種のレトリックって莫大な額をかけたマス広告でも横行している気がする。
●No.3169/09.12.26
「龍馬の街。」
なる幟が立てられた京浜急行「立会川」駅前(品川区東大井)。久しぶりに本駅にある得意先を訪れたら街は一変していた。2010年大河ドラマ「龍馬伝」にあやかった動きが身近なこんな場所にも。土佐藩の屋敷と砲台が付近にあったらしいが果たして龍馬は来たのか。
●No.3168/09.12.25
「舌まで太って、
 しゃべれねぇ。」
と本日深夜の山手線内回りの酔客。小沢一郎民主党幹事長の事だ。先の「サンデープロジェクト」で堀紘一氏は「日本人は本当は小沢一郎なんて大嫌いなんだ!」と大声。「サンデー毎日」(新春合併号)は「ふんぞり返る小沢一郎」特集。確かに誰も分かる勘違いが多い。
●No.3167/09.12.24
「座席を切り裂く行為が多発。」
と本日乗車の小田急線車内放送で聞く。こっそりと公共の場を傷つけストレスを晴らす都市に生きる者たちの闇。(くどいと言われようが)この陰湿な凶暴性こそ現代人の醜き実態だ。「草食男子」などと(犯人は女性かもしれないが)くだらぬ言葉遊びが恥部を覆い隠す。
●No.3166/09.12.23
「先生、外は雪です。
 ずいぶんやせて
 おられましたから、
 寒くありませんか。」
何度目にしても涙あふれる尾辻秀久・自民党参院議員による山本孝史・民主党参院議員の追悼演説のこの一節を「朝日新聞」本日夕刊で紹介している。「いいコトバ 」でも取り上げたが、二人の活動と友情を想う時、政治家の存在を見直さざるを得ない。素晴らしいの一言
●No.3165/09.12.22
「フィギュア王国愛知。」
なる特集を組む「朝日新聞」本日夕刊。安藤美姫、浅田真央、小塚崇彦と現在もトップスケーターが並ぶが伊藤、小岩井、恩田、中野と苗字だけでも一流選手の顔が浮かぶ。結局は指導者の層なのだろうが、ひと頃のサッカー王国静岡のように一県の人材集中現象は不思議。
●No.3164/09.12.21
「モンキーブレッド。」
昨日入店した東京・南青山の「Dragonfly CAFE」で食べたSweetメニュー。手を使ってちぎって食べるから、お猿の好きなフルーツに似ているからなど命名には諸説あるらしいが、もちもちっとした食感と程よく甘い味わいがすっかり気に入ってしまった。
●No.3163/09.12.20
「大部屋湯治。」
とは秋田県・後生掛温泉で行われる湯治形式で、個室でなく大部屋に各自で布団を敷き食事も自炊すると1泊、2千円でお釣りが来る(本日の『土曜スペシャル/人情ふれあい冬のあったか湯治場めぐり』)。知らぬ同士がすぐに打ち解け食卓を囲み正に日本人だなと感心。
●No.3162/09.12.19
「国産大豆もやし。」
近所のスーパーでもやしを買おうとすると1袋98円のこの銘柄は売り切れ。対して1袋48円の「雪国もやし」はまだ残っており、デフレに国産志向が勝った格好だ。カリウムなどミネラル類にビタミンA、Cさらに植物繊維豊富なこの安価な食材は岸朝子さんもお薦め。
●No.3161/09.12.18
「三谷、いがらし、魚一。」
JR「四ツ谷」駅前の三栄通り沿いの50m程の距離にこの3軒の鮨店が並ぶ一角がある。どの店も未入店だが、銀座でもこんな場所はないのでは。しかもこの界隈、隣のしんみち通りには「すし政」があり通りを出たすぐに老舗「志の田」がある驚くべき“鮨エリア”だ。
●No.3160/09.12.17
「携帯と不倫。」
と題し夫婦の携帯メールの攻防を取り上げた「サンデー毎日」(12.27号)。夫のメールを転送設定にしてチェックする妻。愛人を「先方」、密会を「取引」と暗号化して不倫する夫。しかしそもそも(夫婦とはいえ)他人のメールを見る懐疑心が危機の前兆だと思う。
●No.3159/09.12.16
「ゆとり教育は
 間違っていない。」
と中村譲・日教組委員長(13日の『サンデープロジェクト』)。こんな暴言は殆ど宗教に近いし、この言葉自体、日本の教育の恐怖を暗示する。それはもちろん日本の未来が恐怖という事だ。だいたい「ゆとり教育」の根拠である「詰め込み教育」とはどこにあったのか。
●No.3158/09.12.15
「食品ロス。」
とは使われず捨てられる食品だが、家庭ごみのチェックに立ち会った某大教授は「罪悪感はない」と(昨日の『ご近所の底力』再)。主婦が改めて無駄に気づく様子に失望する。我が家も皆無とは言えないが、昨日は消費期限を3週間過ぎたパンを食す。違う意味で危ない?
●No.3157/09.12.14
「明日どこへ行くのか
 分からない。」
総勢600名の小沢訪中団だが随行の民主党議員がこう言ったのは本当か。朝と深夜のNHKニュースしか観ない(観られない)私は、この種のワイドショーネタに詳しくない。本日、実家を訪ねて父に聞いたのだが、これでは普通の社会人以下。お粗末過ぎる小沢民主党。
●No.3156/09.12.13
「迷。」
「今年の漢字」が「新」に決まったが、鳩山新政権の国会運営といい新インフルエンザへの舛添対応といい正に「迷」が相応しい。「新」には清々しいイメージが不可欠で現在の日本語能力低下を象徴する選択だ。第一、(財)日本漢字能力検定協会そのものが迷っている。
●No.3155/09.12.12
「人身事故。」
8日JR「五反田」駅、9日東急「つきみ野」駅と京成線内、10日JR東海道本線内、今日は東急「市ヶ尾」駅でそれぞれ人身事故が起き私を含め社員・友人が影響を受けた。実は他線でもこの間に人身事故は生じている。明日は分からないがどこまで続く自殺大国日本。
●No.3154/09.12.11

※12日の6:15に京王井の頭線「高井戸」駅で人身事故があったことを今朝、渋谷駅で知る。
「半分。」
どこそこの印刷会社の売上が半分になった、なんて類の話を最近よく聞く。先日挨拶に訪れたリクルート関連の代理店の営業マンに状況を訊ねると「求人が半分になってます」と苦渋の顔。当社とて他人事ではない。コピーライターの真骨頂を示すDM作戦を展開していく。
●No.3153/09.12.10
「もしもし。」
と降りるのももどかしく携帯電話で話し出す人をよく見かける。なぜドアが開いて降りてからではいけないのか。走行中に話すよりはいいが、その姿は誠に滑稽。私が終始、胡散臭く思っていたスローライフがもし真理であるなら現在の日本人のあわてぶりをどう解釈する。
●No.3152/09.12.9
「支払い猶予法案。」
亀井郵政・金融担当相発案の法案だが、実はこれ信用保証協会の保証で融資を受けている(当社含む)多くの中小企業を救済する内容ではない。もちろんそんな事はマスコミは知ったこっちゃないのだ。池上彰氏も指摘の通り最近の「報道」は政局優先で中身が空疎過ぎる。
●No.3151/09.12.8
「フラッシュ暗算。」
2.5秒の間にスクリーンに映し出された3桁の数字20個を瞬時に足し算する想像を絶する競技だ(本日の『ドキュメント20min.フラッシュ暗算〜沖縄との不思議な関係』)。戦後、県をあげて強化した沖縄県の石川和枝選手が3連覇。彼女の脳の働きを知りたい。
●No.3150/09.12.7
「すうぷかれーのみせうどん。」
一体何屋なんだと思うだろうが、西五反田にある「すうぷかれー」「欧風カレー」の店で「うどん」という店名なのにカレーうどんはなし。実は知らなかったのだが、先週末、川崎から来たという目の不自由な男性に肘を貸したらこのお店に着いた。もう少し話したかった。
●No.3149/09.12.6
「ボールが
 スリッピーに
 なっています。」
Jリーグ優勝がかかった本日の鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦中継で雨に濡れたボールをこう表した実況アナ。Slippyとは「つるつるの、滑りやすい」なる意味だが「滑りやすくなっている」となぜ言わないのか。間違い英語を放置し不要な箇所で英語を用いる愚。
●No.3148/09.12.5
「五家寶(ごかぼ)。」
スーパーでも普通に売られているお菓子だが、熊谷に住む従姉妹に「紅葉屋製」をもらう。ネット検索すると由来は諸説あるが老舗らしい。材料に「大豆、もち米、砂糖、水飴」とあり、添加物等がないからなのか、これまで食した同名の菓子とは異なるしっとり感だった。
●No.3147/09.12.4
「めっちゃ、おいしいで〜す。」
と言いつつ、JR「五反田」駅前でインド人風の男性が毎朝の如くチラシを配っているのだが、昨日手に取るとインド・ネパール・チベット料理「maya」とある。10%OFFと書かれた小さなA5版チラシだが写真がおいしそうで本日、友人のカレー好き夫婦に渡す。
●No.3146/09.12.3
「怒りをうまく
 言葉にできないようだ。」
というベテラン教諭の声を取り上げた本日の「朝日新聞」天声人語。この3年で7割増えた児童生徒の暴力行為に関する記述だ。「キレる」大人も一般化し、日本人の凶暴化は何も子供に限らない。前頭葉の異変をぜひ調べてほしい。何が草食男子か、見方が間違っている。
●No.3145/09.12.2
「せんべろ酒場。」
とは「千円でべろべろ」になれる大衆酒場(本日の『朝日新聞』夕刊)。「煮込みの値段が一つの基準で300円くらいまで」なのだとか。当然ながらチェーン店は入らないのだろう。「東京☆千円で酔える店」なる書籍も出たらしいが、最近この種の店に入ってないなぁ。
●No.3144/09.12.1

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