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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2009年11月分
「皇帝ダリア。」
など知らなかったが、先日近所を散歩していて数軒のお宅の庭と周辺の道端に美しいピンク色をした背の高い花を発見。一緒にいた義母が携帯で撮影し後で義父に見せると一発で言い当てたらしい。堂々とした姿とスウェーデンの植物学者・ダールの名にちなんだ命名とか。
●No.3143/09.11.30
「イル・トキ
 イル・ダケ。」
鋼材をお客様の注文に合わせて1個ずつ成型する松本商店のサービス名だ(本日の『サンデープロジェクト』)。勤めていた会社を退職し「頭が真っ白」な状態からお客様の要望に合わせて必死に努力して培ったシステムだそうだ。当社に何ができるか、本当に励まされた。
●No.3142/09.11.29
「大橋歩く人形展。」
大橋歩さんが自作の人形の個展「大橋歩人形展」を開催した時、突然男性が入ってきて「この人形は歩くんですか?」と訊いたのだとか(『Arne』別冊)。こんな読み間違いってあるけど、面白いですね。聞き間違えを入れるとさらに面白いと思う、楽しい言葉の世界。
●No.3141/09.11.28
「波枕。」
甘糟りり子氏がiPhoneの「大辞林」で言葉を調べる楽しさを語っている(『サンデー毎日』12.6号)。この言葉は「波を枕にしての船中での旅寝・船旅/枕元に波音を聞く旅寝」だが、彼女と同じく私も知らなかった。書籍でも新聞でも言葉との出会いは楽しい。
●No.3140/09.11.27
「主婦だってもうちょっと
 ちゃんとやってる。」
JR「五反田」駅西口前で聞いたあるビジネスウーマンの言葉。鳩山議員の政治資金疑惑にも関わらず民主党の支持率を支えた「事業仕分け」のニュースを見た感想だろう。天下り団体への無駄な金はもちろん見直すべきだが、医療・福祉など削れない予算もある。防衛は?
●No.3139/09.11.26
「貴醸酒(きじょうしゅ)。」
先週末に入ったお気に入りのお蕎麦屋さん「TAGURU」で食事を終えた後、サービスしてくれたのがこのお酒。仕込水の代わりに純米酒で仕込んだお酒とか。貴腐ワインの如くとろりとした深みある甘口の味わい。「食後に」と勧められたが私はどの場面でもいけそう。
●No.3138/09.11.25
「あつ盛。」
恥ずかしながら、このつけ麺用語(麺が温かくスープが冷めない)を知らずに昨夜「三田製麺所」五反田店にて訊ねる。結局、私は普通で妻が「あつ盛」。食べ物の好みに正解はないしどちらも好き好きだ。最近人気急上昇のつけ麺だが、うまかった。次は赤坂店に寄ろう。
●No.3137/09.11.24
「アネモネ。」
を昨日買う。花屋の店先にはどこも「いい夫婦の日」のキャッチフレーズが並んでいたが、それとは全く関係なく。妻がこの花を選んだ時、なぜか村上龍著「コインロッカー・ベイビーズ」に登場する美少女の名を思い出した。高温を嫌うらしいが我が家で一気に花開いた。
●No.3136/09.11.23
「エチカと
 エソラ。」
東京の「池袋」駅西口に27日開業予定の東京メトロの商業施設「エソラ=E(イー)空」を紹介した昨日の「ぶらり途中下車の旅」。「エチカ=E(イー)地下」と対のネーミングが効果的だと思う。ターゲットは、言わずもがなの20代から40代の女性、凄いですね。
●No.3135/09.11.22
「この年にならないと
 分からない歌。」
と茂木健一郎氏(本日の『BSまるごと大全集/ちあきなおみ』)。また聴いてしまった、ちあきなおみ。姿を消したから伝説ではなく、彼女の歌が歌を伝説にするのだと思いつつ聴く。歌うのではなく演じる、いや「生きる」がふさわしいその歌のドラマの陶酔に溺れた。
●No.3134/09.11.21
「数で強行 民主も。」
と本日の「朝日新聞」夕刊見出し。「数で強行するやり方を繰り返す姿勢は民主主義の否定につながりかねない」とかつて語った小沢一郎議員の厚顔無恥な仕業なのか。国民の血税の重みを無視した自民党の悪行に挑む姿勢は評価できるが、国会運営の水準は小学生以下だ。
●No.3133/09.11.20
「朝起きて、会社辞めたいと思いながら
 スーツを着て満員電車で会社に行った。
 帰りはやっぱり働いてよかったと思い、
 上司と飲んで仕事の話をして家に戻る。」
そんな大手ビール会社での生活を「なすべきことを与えられ人と同じ規範の中にいるのは安心できた。」と語ったしりあがり寿氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。それでも氏は「会社をやめてよかった」と言う。これは単なる生き方の違いに過ぎない。だが私も後悔はしない。
●No.3132/09.11.19
「ゼロ年代。」
2000年から今年までをこう呼ぶらしい(『日経マガジン』11月号)。確かにそうなのだ が本誌が「一向に広がらない」と書く通り存在感は薄い。それは現在の20代がイン ターネットを前提に自我を確立した世代で、その前とは一線を画すと分析。人間は変 わったか。
●No.3131/09.11.18
「アメリカ初の経済危機。」
と「アメリカ発の経済危機」を発音した本日深夜「ニュース&スポーツ」のベテラン男性アナ。本当に恥ずかしく、醜い平板読み。もしやNHKのニュース原稿は「アメリカハツノケイザイキキ」とでも書かれているのか。ならばまだ理解できるが、でなければ狂っている。
●No.3130/09.11.17
「3列乗車。」
を東急田園都市線では奨励するがあまり徹底しない。しかし本日、久しぶりに午前7時(通常は9時頃)に並ぶと整然とした3列乗車の励行に驚く。ただ同時に、ドアが開いた後の座席取りの半ば醜い行動に呆れる。少し紳士的にと思うが、これこそが「痛勤」の慣わしか。
●No.3129/09.11.16
「日曜日にお刺身で
 ビールを飲むのを楽しみに。」
相手が亡くなるまで約10年間、妻子ある男性を愛し続けた向田邦子氏の恋文を元に彼女の人生を見事に綴った01年7月20日放送「金曜特集」を観た(昨夜の『BS20周年ベストセレクション』)。この言葉は最後の恋文の文末のメッセージである。哀切とは、これ。
●No.3128/09.11.15
「雨に濡れてた
 たそがれの街♪」
偶然変えた画面の向こうに彼女はいた。「私達の前から姿を消し13年」とナレーション(本日の『歌伝説〜ちあきなおみの世界』05年放送分)。「黄昏のビギン」詞:永六輔、曲:中村八大の名に頷く。別にファンだった訳じゃないが涙そのもののような歌声に痺れた。
●No.3127/09.11.14
「モノ想い。」
モノを使っていた人の想いが分かる丸の内のリサイクルショップが人気とか(今朝の『おはよう日本』)。タイトルの言葉は番組中の表現だが、これも市井の人の「歴史」である。機能性やデザインに歴史が加わる商品特長。これがモノを大切にする想いに発展してほしい。
●No.3126/09.11.13
「歴史。」
先日ふれた通り、ある記念誌のためいま大崎・品川の歴史を調べているが、(万能ではない)インターネットではなく、歴史館や図書館に通う。そこで古文書に記された市井の人々の業績に訳もなく心が動く。実に多くの人々の礎の上に我々がいるという事実が重いからだ。
●No.3125/09.11.12
「修正。」
と、特にサッカー日本代表の試合でよく言う。しかし例えばFWやDFの能力で相手が圧倒した場合に「修正」という言葉は適切なのか。これは欠けたある部分を正す意味であり、根本的に劣りながら一部を改善すれば勝てるような意図が感じられて、いつも居心地が悪い。
●No.3124/09.11.11
「ミス。」
と、特に団体競技の実況でよく言う。しかし例えばスパイクが強烈で受け損なった場合に「ミス」という言葉は適切なのか。明らかに技術が劣るために得点を与えてしまったのに「本当は受けられたけど、たまたま失敗した」という意図が感じられて、いつも居心地が悪い。
●No.3123/09.11.10
「顔。」
で投げていた、と日本ハムのダルビッシュ有投手の日本シリーズ第2戦での好投を評価した衣笠祥雄氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。スローカーブを駆使した投球は圧巻だったし、確かに不調でも見下ろして投げた威圧感は現役投手にはない「顔」の迫力に満ち溢れていた。
●No.3122/09.11.9
「キャンドルと
 ローソク。」
百円ショップ「ザ・ダイソー」へ。アイスボックス(冬季で在庫なし)を探すついでにキャンドルを見つけようとローソク売場を訊ねたら仏壇用で、次にキャンドル売場を訊くと確かにあったが種類わずか。過大な期待だったがローソクの名の横にはCandleとあった。
●No.3121/09.11.8
「日本一奪回。」
揃って巨人ファンの妻の両親の元で本日、食事しながらの日本シリーズ第6戦観戦。息詰まる熱戦を制し原ジャイアンツが7年ぶりの日本一に。現役時代からずっと過小評価され続けた原辰徳をもう正当に評価してほしい。なお落合博満は梨田昌孝の誠実さを見習うべきだ。
●No.3120/09.11.7
「かむろ坂。」
得意先がこの坂の途中にあり、よく散歩がてら請求書を届けに行く。いま大崎・品川の歴史を調べていてこの坂の謂れを読む。遊女小紫の禿(かむろ=小間使い)が近くの池に身投げした事件から名付けられたとか。桜の季節の眺めは圧巻である。近くにお越しの際はぜひ。
●No.3119/09.11.6
「川崎5000万円返還。」
メダルを外し握手を拒否し表彰式でガムを噛む20歳を越えた川崎フロンターレの選手達(本日の『朝日新聞』夕刊)。彼らの母集団である日本人の道徳観念の崩壊を感じた。崩れ去るその速度は、マナーを最も守るべき場まで汚した。内臓がおかしくなるほど気持ち悪い。
●No.3118/09.11.5
「小沢独裁。」
事業仕分けを行う政府の行政刷新会議から今回の衆院選で初当選した議員を除くようにとの例の小沢さんの指示をこう表した「サンデー毎日」(11.15号)。企業だって新人研修のある社員を同時進行のプロジェクトには入れない。政治家は事の運びが低レベル過ぎる。
●No.3117/09.11.4
「食いもの好き。」
本日、大好きな神奈川・逗子へ小旅行。人気のカフェ「coya」さんは食事もうまいが置いてある古書にも味わいがあり好ましい。元スポーツニッポン新聞社社長・故狩野近雄著「食いもの好き(72年)」なる本を手に取る。歯に衣着せぬ書きっぷりの食い物論やよし。
●No.3116/09.11.3
「泉麻人。」
言わずとしれた街好きのコラムニストだ。東急の情報誌「サルース」で沿線の駅周辺を訪ねるコラムを書いており、先日は寂れた実家の最寄駅にも降りて書いていたが、本日、小田急「ODAKYU VOICE」でも同じ様な沿線コラムを担当している事を知る。アッパレ!
●No.3115/09.11.2
「明大J1山形破る。」
プロ野球でもあり得るのだろうか、1軍が大学野球に負けるということが。「全員がプロに行ける可能性があるのではと思った」と明大・神川監督(本日の『日本経済新聞』朝刊)。モンテディオ山形の「攻撃に幅がない」と戦前に見抜いたこの監督の手腕が最も気になる。
●No.3114/09.11.1

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