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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2009年6月分
「お互いに。」
という言い回しは相手を対等に見ている訳で、年配者や立場が上の人間には使わない(少なくとも私は)ものだ。しかし最近この枠組みを平気で乗り越える輩が多い。販売の現場で多用される“友だち接客”の延長か。とは言えこの言葉の乱世、この程度では驚くに値せず。
●No.2990/09.6.30
「失敗学。」
畑村洋太郎・工学院大教授が提唱する「失敗を通じて創造する」学問(本日の『朝日新聞』夕刊)。畑村教授は、JR福知山線の脱線事故も「わずかな遅れでもクレームをつけていた」乗客も責任の一端を担っていたと断じる。現代の「空気」もいろんな障害を生んでいる。
●No.2989/09.6.29
「下高井戸駅。」
東京都世田谷区にある東急・京王両線の接続駅だが、今日、美容師さんと話していてこの駅が現在の最寄り駅で奥様との出会いの町という話題になり、実は私の妹の新婚当時の住居も同駅で、ひとしきり下高井戸談義。共通項が見つかると盛り上がるという人間関係の見本。
●No.2988/09.6.28
「SUMO
 JUNGYO
 TOURNAMENT.」
と大相撲の巡業情報を流した先週のAFN (American Forces Network)。やはり英語は違うと感じたのは、日本語の場合「巡業」とは書かないからだ(例:大相撲横浜場所)。これは大相撲が浸透しているからではない。日本語の曖昧さの典型である。
●No.2987/09.6.27
「五反田には
 どう行ったら
 いいですか?」
これまた語学番組(本日午前深夜の『にほんごできます。』)。留学生の方、この種の例で「五反田」が出るのは珍しい。しかも青梅線「西立川」駅で訊いてるレアさ加減が最高。村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」の五反田くんにさえ異常反応した私にはうれしかった。
●No.2986/09.6.26
「お財布、
 いっこ主義。」
について川上未映子氏が語る(本日の『朝日新聞』夕刊/おめかしの引力)。靴も帽子も複数持つのになぜ財布は一つ、という観念に支配されるのかについて。フロイトによると財布は女性器の象徴であると言及するのがこの方らしい。切れ目のない文体が独特で癖になる。
●No.2985/09.6.25
「余裕の
 ゆうちゃん。」
レイクの広告のキャッチフレーズだ。「ゆう」とはキャラクターの山田優を指す。ブランコに乗ったビジュアルにこの広告文が何ともほのぼのとして好きだったのだが、先日女子高生(JKですか)が電車内で「カワイイ!」と話していて「伝わっているんだな」と思った。
●No.2984/09.6.24
「ポスト麻生に
 増添要一。」
と21日の「サンデープロジェクト」での自民党情報。この方、年金問題をどう処理されたか? 1年間で形をつける、と言ったあの病弱総理の約束の責任を取ったのか。新インフルエンザのうろたえぶりをどう評価しろと言うのか。情けない、情けなさすぎる、自由民主党。
●No.2983/09.6.23
「登山は
 婚活の場。」
と20日の「出没!アド街ック天国/箱根・金時山」。実は知り合いの20代前半の女性が登山に目覚め見事、恋人を獲得。結婚につながるかは未定だが、この日は別の独身女性も登山を。初めて聞いた登山と婚活の関係だが、実は周囲で着実に進行中のトレンドであった。
●No.2982/09.6.22
「1人ひとりの
 国民は非常に
 努力してる。」
本日の「日曜討論」も地球温暖化策。家庭用電力の話題においてさえ政治家はこんな事しか言えない。確かに比重は産業用が高いが、国民の意識(近所のスーパーでエコバッグを見ない、集積所のゴミ分別が不完全等)を改善しなければ産業界の意識を変える事もできない。
●No.2981/09.6.21
「環境。」
本日の『日本の、これから/環境』を見た。諸外国への技術協力も結構だが、南北対立の根幹である先進国としての日本(日本人)の覚悟が結局語られなかった。中小企業の経営者の言い分を敵対視する的外れな論議に辟易。職業別の言い分ではなく家庭で何ができるかだ。
●No.2980/09.6.20
「申し訳
 ありません。」
「サンデー毎日」(6.28号)で岩見隆夫氏が、この言葉を連発する客室乗務員を批判。例えば1缶のビールを注文し断られる際には実に7回も。「一片の説明意欲も説得の姿勢も感じられない」と喝破する視点は思考停止でステレオタイプな昨今の日本語の真髄を衝く。
●No.2979/09.6.19
「Was kostet
 das?」
本日午前深夜の「テレビでドイツ語」のテーマは「それはいくらですか?」別に独語を学んではいないが、たまに帰宅後に語学番組を見る。今夜の蚤の市のように文化が分かり進行が差別化されていて面白い。その後の「アジア語楽紀行」もNe kadar?それはいくら?
●No.2978/09.6.18
「検察審査会。」
検察の起訴・不起訴の妥当性を審査するこの機関は、西松建設問題での二階俊博経済産業相側の不起訴を「不当」と議決した(17日の『朝日新聞』夕刊)。正義を感じたニュースだったが、実は警察幹部不起訴を「不当」とした明石花火大会の議決に検察は従っていない。
●No.2977/09.6.17
「気がつくと
 降りる駅。」
とお店の検索から私のブログ「いいコトバ」を偶然見つけ「会社帰りの電車で見てます」と、よく行くショップのMさん。携帯で、いま過去に遡って見てくれているらしい。たまにこんな事があるが、もちろんうれしい。しばらくはMさんの顔を思い浮かべ書きそうな気配。
●No.2976/09.6.16
「女の子の
 登校率が
 上がると、
 子どもの
 死亡率が
 下がる。」
とユニセフからのDMのキャッチフレーズ。後進国では、トイレの後は手を洗う、池の水には害虫が棲むから飲んではいけない、などごく当たり前の事すら浸透しておらず、それを学んだ女の子が周囲に伝えるだけで死亡率が下がるのだとか。慄然とするこの地球上の格差。
●No.2975/09.6.15
「成果が
 出ないと
 怒られる。」
と外務省が恐れていると中谷元・元防衛庁長官(本日の『サンデープロジェクト』)。もちろん拉致問題の事でそれが原因で核問題も頓挫している。拉致被害者帰国という成果の前に北朝鮮の矛盾を糺さなかった小泉純一郎。約束を反故にまでした日本に今さら何が言える。
●No.2974/09.6.14
「(民主党)
 もとむら
 賢太郎の
 10の約束。」
なるリーフレットを小田急線「相模大野」駅前で手にした。「全て実現する」と挙げた約束の中で(1)政治家の数を減らす(2)天下り全面禁止(3)ムダな特殊・公益法人を全廃(4)10兆円単位のムダ使い全廃と、優先順位4点は少なくとも自民党より期待できる。
●No.2973/09.6.13
「バラまき。」
なる言葉は与野党双方から出るが、この定義も曖昧である。かつて民主党の農業個別補償がこう批判されたが、それでは補助・補償の類は全てバラまきとなる。財源が不明確な際も指摘されるが赤字国債は範疇外だ。要は思想があるかないかなのだ。その点を論じてほしい。
●No.2972/09.6.12
「声合わせて
 いきましょう。」
と今朝、JR「五反田」駅前でチラシを配っていた飲食店従業員の2人。ちょうど本日の「はなまるマーケット」でレポーターを務めた北陽の2人がオープニングの言葉が揃わず同じような言葉を使っていたので面白かった。単に2人で声を合わせるという事だけの難しさ。
●No.2971/09.6.11
「財源。」
与野党の討論を聞くと自公は必ず「財源は?」とせせら笑う。赤字国債で不合格の経済政策をぶちあげておいて言う資格は全くないのだが、本日の「朝日新聞」朝刊に民主が財源の理論武装の最中という記事。政官の癒着が解決していない。この党に捻出できる財源はある。
●No.2970/09.6.10
「凛として時雨。」
なるバンド名を知り音楽業界の言語感覚の不思議を思った。私の感覚では曲名である。最近、バンド名も曲名もアルファベットが多いと感じていたが、このグループはアルバム名が「Just A moment」で最近の感覚ならグループ名として通用する。次のトレンドは?
●No.2969/09.6.9
「満月SALE。」
って初めて見たけど何となくいい。昨日紹介の「晴れ屋」さんらしい企画で本日開催だが、残念ながら行けず。たまに夜空を見上げ「今日は満月だ」なんて気づく事があるものの、昼も夜も空を見上げる余裕すらないのは私だけではないかも。ちなみに新月SALEもあり。
●No.2968/09.6.8
「照明、
 落とします。」
と夕刻に神奈川・本厚木の「晴れ屋」のマスター。その後、店内はキャンドルが灯った。自然食レストランの同じフロアで自然系雑貨やリサイクル衣料の販売も行うこの方は当然、地球環境への関心も高い。生ゴミ処理との一石二鳥で最近は農業にも進出した。見事である。
●No.2967/09.6.7
「自民、
 減反選択制
 見送り。」
米の生産調整見送りを決めた自民党(本日の『朝日新聞』朝刊)。米価が下がると収入減になる農協の立場に配慮したものだが、当然これでは食料自給率は上がらない。党は支持母体からの得票を維持する代わりに無党派層からの支持を失った。農協にメスを入れてほしい。
●No.2966/09.6.6
「色気。」
について西加奈子氏が語っている(『L25』5/29→6/11)。国語辞典の意味を取り上げつつ「人生や宿命に身を委ね抗わない感じ」と定義。もちろん美しさと色気は違うし「エロい」とも別物だ。抑えていた感情が露になった瞬間、 それも、主張は伴わないこと?
●No.2965/09.6.5
「外務省ワイン。」
東京・麻布台にある外務省・飯倉公館の地下貯蔵庫には今年4月現在、約7千本のワインが眠っているのだとか(『サンデー毎日』6.14号)。鈴木宗男議員の質問で明らかになったのだが、「たかが」と言わずなかれ。事ほど左様に役人に国は任せておけぬ、の感強し。
●No.2964/09.6.4
「いい加減
 にせんかい。」
この「にせんかい」、「建もの探訪」放送“2千回”と掛けた渡辺篤史さんの駄洒落だ。正確には20周年で回数は1千回を越えたところらしいが、微笑ましい表現で今日はこれに(昨日の『朝日新聞』夕刊)。最近観てないのだが、あの独特の言い回しで、目指せ2千回。
●No.2963/09.6.3
「政権担当
 能力。」
と(腐敗し役人を野放しにし年金を崩壊させ国民に満足に説明すらできぬ)与党が仮に言えるのならそれは「外交・防衛」しかない。それは日米関係と言い換えも可能だろう。民主党はその点で確かに頼りない。だが誰も言わないがこの問題は国民参加の議論が必要なのだ。
●No.2962/09.6.2
「民主、
 水面下の
 勢力争い。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。その各勢力の重鎮が並ぶ副代表会議を新設した岡田氏は(副代表そのものが派閥の象徴である矛盾はあるが)派閥解消に躍起だ。権力闘争が宿命の政治家である以上、派閥の存在は否めないが要はマイナスをいかに常識内に抑えるかにある。
●No.2961/09.6.1

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