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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年10月分
「日流ブーム。」
の韓国では書店に日本の書籍があふれ、居酒屋にラーメン・カレーの専門店があり、若者の間で日本アニメや音楽が人気で韓国人の6−7人に一人は日本に旅した計算だと本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。それなのに徴用工・慰安婦問題での違法な強硬さに嫌気がさす。
●No.5967/10.31

「同床異夢。」
とは「共同で事に当たりながら窮極の考えや目的が異なる(『新明解国語辞典』第三版)」意味を指すが、これを電話口で聞いた。相手は年上の方だが、クライアントとの思惑違いがあると困ると話していた場面でだ。知らない世代は多いと思うが、世代間格差とは異なる。
●No.5966/10.30

「起点としての80年代。」
なる展覧会について先日の「日本経済新聞」朝刊。「個人主義が深まり関心の対象が細分化した」とは安來正博・国立国際美術館主任研究員。当時はコピーライターブームでもあり美術では日比野克彦氏らも脚光を浴びた。「現代美術がファッションになった」感覚はある。
●No.5965/10.29

「本の日。」
を林真理子氏が紹介(『週刊文春』10月25日号)。「11月1日は買わなくてもいいから本屋さんに行こう」の日らしく、氏の提案で「作家も最寄りの書店に行きハタキをかけて本のアドバイスをする」ことになったとか。パブリシティ如何によっては話題を呼びそう。
●No.5964/10.28

「産調ガールズ。」
とは山形市立商業高校「産業調査部」の通称。本日の「日本のチカラ」では、そんな女子高生の「全国高等学校生徒商業研究発表会」2連覇を追った。光をテーマにしっかりと街の活性化策に結び付けた内容はもちろん同部顧問の伊藤教頭の厳しさとの対比が印象に残った。
●No.5963/10.27

「人出不足、30年に640万人。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。厚生労働省の人出不足試算(121万人/17年)の約5倍だから深刻だ。「規定通り賃金上昇がなければ1000万人の人出不足になる可能性も」と阿部正浩・中大教授。安倍さんが有効求人倍率を誇っていた時点で既に目に見えていた。
●No.5962/10.26

「企業の継続雇用を70歳に引き上げる。」
という安倍さんの発言に「健康で働くための施策が必要」と安積明子氏(本日の『これから、何する?』)。指摘が曖昧で雇用延長には高齢者への新たな能力開発が必須だ。一方、60−65歳の63.6%、65−69歳の42.8%が働くという中味は殆ど語られない。
●No.5961/10.25

「包括的手法。」
の名で多様性を大切にする米国の大学は学業成績以外の基準で選抜してきたと池上彰氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。未公開だったこれらの基準の開示を求めた裁判が起きているらしい。しかし米国は女子や少数派を優遇し、日本は男子や現役生を優遇するという失望。
●No.5960/10.24

「モネのレシピ。」
と題したエッセイを弧野扶実子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。美食家のモネのために家族が作ったレシピ集があるとか。ピスタチオとホウレン草を使ったキルシュ風味のケーキと読むだけで画家が食しそうな色鮮やかな姿が浮かぶ。考えてみれば野菜も果物も美しい。
●No.5959/10.23

「釜ヶ崎芸術大学。」
を取り上げた先日のETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち」。主宰する詩人の上田假奈代氏の「表現することと生きることって切実な関わりがある」という言葉通り、切り絵の絵本や空き缶によるオブジェ、チラシで作る三輪車に生き生きとしたエネルギーを感じた。
●No.5958/10.22

「6240億円。」
にも上るレディースインナーウェア市場を巡る争奪戦を報じた先日の「ガイアの夜明け」。低価格のノンワイヤーブラでユニクロが首位のワコールに肉薄する事実に驚くが、トリンプ始め老舗ブランドのデザインへの意地やナオランジェリー社長の奮戦ぶりにも興味がわく。
●No.5957/10.21

「シリアは中東でも有数の教育制度を誇る。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。スティーブ・ジョブズの父もシリア出身らしいが、欧米のビジネス界には成功者が多いとか。ヨルダンのアンマンの縫製工場ではシリア難民の女性達が働きエジプトでは一般人に交じって働く。地元経済に貢献する難民の姿は明日の日本だ。
●No.5956/10.20

「大判小判出る?」
と岩手県花巻市の花巻城跡で発掘作業を行う女性に訊ねた火野正平氏(本日の『にっぽん縦断こころ旅』)。童謡「花咲かじいさん」で、正直じいさんが畑を掘った際の「おおばん こばんが ザクザク ザクザク」という歌詞に由来するジョークだが、理解できる日本人は何割?
●No.5955/10.19

「プレミックス。」
とは焙煎前に生豆のコーヒー豆をブレンドする方法で、豆を個別に焙煎した後でブレンドするアフターミックスより難しいがコーヒーに一体感が出る(『ビジネスタイムライン』10月号)。ドトールコーヒーは、さらに焙煎も手間のかかる直火式で行うとか、少し見直す。
●No.5954/10.18

「国立(くにたち)。」
と言えば東京都下の文教都市だが、名前の由来が“国分寺と立川の間”とは意外(先日の『日本経済新聞』朝刊)。50年の朝鮮戦争時から進駐米兵相手の店が増えたのに対する、住民による「文教地区」指定を目指した運動が環境と文化への意識の高い現在の街を作った。
●No.5953/10.17

「屋外でもゲーム機5割。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。「遊び声がうるさいと言われたり、人気遊具が公園に設置されていない」と分析するが、「子供が体を動かして遊ぶ機会が減った」と思う母親は65%。子供達の健康に影響するのは当然だ。体温調節機能を奪うエアコンもだが末恐ろしい。
●No.5952/10.16

「多様性ある人材。」
の採用のため就活ルールを廃止したと中西宏明・経団連会長(本日の『おはよう日本』)。以前は均質な人材が求められたと言うが、ならば採用基準を変えればいい。「グローバルな人材」とも言うが、要は外国人採用を円滑化したいだけで学生の勉学は全く考えていない。
●No.5951/10.15

「買わずに30分しゃべる男性客。」
がたくさんいると東京・銀座の某人気店で販売員を務める友人。もちろん同タイプの中高年女性客もいるのだが、平日の昼間に何も買わずに販売員に自らのストレスや手柄を一方的に話す非常識と鈍感さに耳を疑う。これも現代のコミュニケーション喪失の一場面かと思う。
●No.5950/10.14

「テルミ。」
とは「手で見る(テミル)」を変えて命名された目が不自由な子供達のための雑誌で、点字や紙から浮き出た立体線で情報を伝える(先日の『日本経済新聞』朝刊)。83歳の田中喜代司氏は、重なり合うモノは境界線が不明で伝わらない限界を感じつつデザインを続ける。
●No.5949/10.13

「別府ブルーバード劇場。」
という客席80席の古い映画館がある(先日の『日本経済新聞』朝刊)。名前は戦後の復興期に別府市内の小学生に公募したとか。大分市内にシネコンができ経営難になったが耐え17年9月には映画祭を開催し、来月は2回目を開くという。岡村照・館長に敬意を表する。
●No.5948/10.12

「就活ルール必要7割。」
と本日の『日本経済新聞』朝刊。ルールを廃止した経団連は通年採用の必要性の高まりを受け立場的にルールの主導を辞退したのかもしれないが、ルール廃止は勉学の時間を乱し(留学生を除く)学生に不利益なのは明らか。いずれ「就活学部」が出てきてもおかしくない。
●No.5947/10.11

「スカロケニュース調査部。」
とは東京FM「Skyrocket Company」内のコーナーで、テーマを決めアナウンサーが時事問題を解説する。対してNHKは解説を必要性が不明確な解説委員に任せ、アナが台本に基づき質疑を行う茶番を見せるが、アナも勉強し自分の言葉で語れと言いたい。
●No.5946/10.10

「人間性が全ての行動の基本となるべき。」
とノーベル平和賞受賞会見でイラク人のナディア・ムラド氏(昨日の『おはよう日本』)。「人柄が信頼できない」が不支持の理由の半数近くある安倍議員はどう思うか。質問に真摯に答えず疑惑に説明責任を果たさないのが原因だが、それでも4割の岩盤支持に絶望する。
●No.5945/10.9

「事業者の消費税準備が遅れている。」
と先日の「日本経済新聞」。2度の消費増税延期で、また先送りするに違いないと考えるのが理由だ。2度目はリーマンショック並みと言いつつ大きな経済変動ではない状況下で延期したと指摘(その通り)。車と住宅の反動減対策を検討中だから今回は増税すると書くが。
●No.5944/10.8

「デカップリング。」
は連動していた関係が連動せず切り離される事を表すが、14年以降、世界経済の成長にも関わらずエネルギー消費や二酸化炭素排出量は増加していないと飯田哲也・環境エネルギー研究所長(『生活と自治』9月号)。再生可能エネルギーの価格低下を政府は隠している。
●No.5943/10.7

「伊達や酔狂で。」
を繰り返した加藤みどり氏(本日の『土曜競馬実況中継』)。「格好をつけたり物好きで言うのではない」という意味で真剣さを伝える言い回しだが、相手の女子アナは理解できたのか。恐らく原稿に書いてあれば「ダテヤスイキョウデ」と音を並べて平板読みするだろう。
●No.5942/10.6

「左右左。」
は高齢者が夜間に道路横断する際の確認法で福島警察署が勧める(本日の『おはよう日本』)。ヘッドライトの照射距離は右が短く右が気づき難いのに、渡る速度が遅いため高齢者が右から来る事が多いため、高齢者にとっては左からの車との事故が多いという理由からだ。
●No.5941/10.5

「男ってのは、妻の誕生日を覚えていても
 『おめでとう』って言えない。」
とマンボウやしろ氏(本日の『Skyrocket Company』)。しかし、言う方がいまは多いのではないか。いずれにしても、安易な「男ってこう」的フレーズはもうやめるべき時期に来ていると思う。以前より男女らしさの枠組は崩れているし、多様化が著しい。
●No.5940/10.4

「全員野球って何?」
と安倍議員が述べた「全員野球内閣」という言葉に疑問を投げかけたマンボウやしろ氏(本日の『Skyrocket Company』)。比喩で使う場合「関係者全員が一致団結して対処」となるが、そもそも閣内不一致を嫌う政治家がこの言葉を使うこと自体、奇異だ。
●No.5939/10.3

「いいものを食べるようにした。」
久しぶりに会った女性に「痩せた?」と訊くと、8キロ減った理由をこう答えた。添加物の多い食品は食欲を促す効果があり太りやすいため止め間食・外食を減らしたとも。サプリも飲まずホットヨガにもジムにも通っていない。生活を見直すだけでダイエットは可能だ。
●No.5938/10.2

「レールの先に、あなたがいます。」
とCMで訴えるJR東日本。しかし本日の台風後の運転再開時の対応は正反対。新宿・赤羽両駅では一部ホームの入場規制のためにできた列と駅構内を移動する人が交錯し転倒の危険があった。危険個所での誘導も、手書きのカードによる情報告知もなく安全は無視された。
●No.5937/10.1


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